![]() 中継局を有する無線システムにおけるパス選択
专利摘要:
無線通信システムにおいてデータパケットを転送するパスを選択する方法が提供される。移動局への直接パスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線が計算される。直接パスは、基地局と移動局との間の直接リンクの通信品質に基づく容量コストを有する。この曲線が、中継パス上での追加遅延に相当する所定の時間だけシフトされ、中継パスについての推定容量曲線が生成される。中継パスは、当該中継パス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有する。第2の容量コストに容量コスト比が乗算され、中継容量曲線が生成される。QoS要件に従い、直接パス又は中継パスが、システム容量に対する遅延の影響曲線と中継容量曲線との比較に基づいて選択される。 公开号:JP2011514031A 申请号:JP2010543346 申请日:2008-12-31 公开日:2011-04-28 发明作者:ザン,ハン;セナラス,ニマル,ギャミニ;ツ,ペイイング;トン,ウェン;バーセシ,イズラフィル;ユ,デレク 申请人:ノーテル・ネットワークス・リミテッド; IPC主号:H04W40-12
专利说明:
[0001] 本発明は、概してパス選択及びルーティングのための方法及びシステムに関し、より具体的には中継局を有する無線通信システムでのパス選択のための方法及びシステムに関する。] 背景技術 [0002] 無線システムで中継が用いられるとき、エンドユーザのデータ及び制御信号は基地局と通信されるべきである。中継局を利用することができることにより、移動局が複数のパスの選択肢を有するとき、通信は、基地局と移動局との間の直接パスを介して、あるいは基地局と移動局との間の1つ以上の中継局を含む中継パスを介して達成されることができるエンドユーザのデータ及び制御信号により採用されるパスは、無線システムの性能に影響を及ぼし得る。エンドユーザのデータ及び制御信号が何れのパスを採用すべきかを決定する問題は、パス選択問題と呼ばれる。] [0003] 本発明に先立って提出されている米国電気電子技術者協会(“IEEE”)標準802.16jへの複数の提案書が、全容量(トータルキャパシティ)への影響に基づくパスの選択を含めることを提案している。例えば、中継許容サービスに関し、2つのホップが存在し且つ各中継リンクが等しいデータレートをサポート可能な場合、それら中継ホップが基地局への直接リンクのデータレートの少なくとも2倍のデータレートをサポートすることができる場合にのみ中継リンクに切り換えるのがよい。] [0004] しかしながら、これらの提案は、システムの実際の性能に影響を及ぼし得るその他の要因を考慮に入れておらず、1つのパスを他のパスよりひいきして、パス選択を不正確に偏らせてしまい得る。例えば、一定のクラスのデータ及び/又はサービスでは、追加の遅延は許容することができず、直接パスのみが実行可能な選択肢となり得る。] [0005] 故に、中継局を有する無線通信システムにおいてデータパケットをルーティングすることに関し、データ及びサービスのパラメータを考慮に入れてパスを選択するシステム及び方法が望まれる。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 本発明は、通信システムが少なくとも1つの中継局を含むときに通信システム内でデータパケットをルーティングする方法、装置及びシステムを有利に提供する。データパスを選択するとき、例えば必要なデータレート、サービスの種類、ユーザ優先度、移動度、システム負荷、公平性、付加される遅延、及び実効的なデータレートなど、データ要件及びシステムパラメータが考慮され得る。] 課題を解決するための手段 [0007] 本発明の一態様に従って、通信システムにおいてデータパケットを転送するパスを選択する方法が提供される。通信システムは、少なくとも1つの基地局、少なくとも1つの中継局及び少なくとも1つの移動局を含む。移動局への直接パスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線が計算される。直接パスは、基地局と移動局との間の直接リンクの通信品質に従って決定される第1の容量コストを有する。システム容量に対する遅延の影響曲線が所定の時間だけシフトされ、中継パスについての推定容量曲線が生成される。この所定の時間の遅延は、中継パス上での追加遅延に相当する。中継パスは、前記少なくとも1つの中継局を含み、且つ当該中継パス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有する。第2の容量コストに容量コスト比が乗算され、中継容量曲線が生成される。データパケットを転送するために直接パス及び中継パスの何れかが選択される。このパス選択は、該データパケットのサービス品質要件に対応する曲線内の点における、システム容量に対する遅延の影響曲線及び中継容量曲線の比較に基づく。] [0008] 本発明の他の一態様に従って、無線通信システムにおいてデータパケットを転送するパスを選択する装置はパス選択部を含む。通信システムは、少なくとも1つの基地局、少なくとも1つの中継局及び少なくとも1つの移動局を含む。パス選択部は、移動局への直接パスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線を計算するよう動作可能である。直接パスは、基地局と移動局との間の直接リンクの通信品質に従って決定される第1の容量コストを有する。パス選択部は、システム容量に対する遅延の影響曲線を所定の時間だけシフトさせて、中継パスについての推定容量曲線を生成する。この所定の時間の遅延は、中継パス上での追加遅延に相当する。中継パスは、前記少なくとも1つの中継局を含み、且つ当該中継パス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有する。パス選択部は更に、第2の容量コストに容量コスト比を乗算して、中継容量曲線を生成し、データパケットを転送するために直接パス及び中継パスのうちの一方を選択する。このパス選択は、該データパケットのサービス品質要件に対応する曲線内の点における、システム容量に対する遅延の影響曲線及び中継容量曲線の比較に基づく。] [0009] 本発明の更なる他の一態様に従って、無線通信システムは、少なくとも1つの基地局、少なくとも1つの移動局、及び少なくとも1つの中継局を含む。前記少なくとも1つの中継局は、前記少なくとも1つの基地局に通信可能に結合される。前記少なくとも1つの移動局は、少なくとも2つのパスを介して前記少なくとも1つの基地局と通信するように動作可能である。1つのパスが、データパケットを転送するために、サービスフロー又はデータパケットの遅延要件に基づいて選択される。] 図面の簡単な説明 [0010] 本発明並びにそれに付随する利点及び特徴のより完全なる理解は、以下の詳細な説明を添付の図面とともに参照することにより一層容易に得られるであろう。 本発明の原理に従って構築された、少なくとも1つの中継局を用いる典型的な無線通信システムを示すブロック図である。 本発明の原理に従って構築された、少なくとも1つの中継局を用いる代替的な無線通信システムを示すブロック図である。 本発明の原理に従って構築された、少なくとも1つの中継局を用いる更なる代替的な無線通信システムを示すブロック図である。 本発明の原理に従って構築された無線通信システムにて使用される典型的な移動局を示すブロック図である。 本発明の原理に従って構築された無線通信システムの典型的な基地局を示すブロック図である。 本発明の実施形態に従って構築されるシステム容量とパケット遅延(t)との間の関係を例示するグラフである。 中間インデックス付けの本発明例の原理に従って実行される典型的なパス選択処理を示すフローチャートである。] 実施例 [0011] 本発明に従った典型的な実施形態を詳細に説明する前に言及しておくが、実施形態は主として、無線通信システム内でデータパケットのルーティング経路を選択するシステム及び方法を実装することに関係する装置要素と処理ステップとの組み合わせに属する。従って、システム及び方法の構成要素群は、図面において、この開示の恩恵を受ける当業者にとって明らかである細部によってこの開示を不明瞭にしないよう、従来からの記号によって適宜表現することとし、本発明の実施形態を理解することに関連する特有の事項のみを示す。] [0012] ここでは、例えば“第1”及び“第2”、“頂部”及び“底部”などの関係語は、単に1つのエンティティ又は要素を他のエンティティ又要素と区別するために用いられ得るものであり、必ずしも、そのようなエンティティ又は要素間に何らかの物理的あるいは論理的な関係又は順序を要求したり、そのような関係又は順序を示唆したりするものではない。] [0013] 本発明の一実施形態は有利なことに、少なくとも1つの中継局を用いる無線通信システムの性能を強化するような、データパケットを送るパスを選択する方法及びシステムを提供する。性能強化は、例えば容量強化、受信可能範囲(カバレッジ)強化、移動度強化、負荷バランス状況などの無線通信システムの性能に対する強化のうちの何れか又は組み合わせであり得る。] [0014] サービスが遅延の影響を受けやすいものである場合、移動局を直接パスから例えば2ホップシステムなどの中継局を有する経路へと切り換えることは、例え各ホップが2倍以上のデータレートをサポートし得る場合であっても、不都合なものとなり得る。この問題は関連技術においては特定されておらず、その解決策は本出願より前には提供されていない。] [0015] また、移動局が、2つの異なるサービス品質(Quality of Service;“QoS”)要件を有するデータ又はメッセージの送信又は受信を行わねばならない場合、これらの通信を相異なるパスを行う解決法は利用可能にされていない。換言すれば、全てのデータが同一のパスを経由することになる。本発明の実施形態は、動的なパス選択、準静的なパス選択、及び静的なパス選択と、様々な種類のパス選択の間で選択を行うこととを可能にする。] [0016] 以下、図面を参照して説明する。図面において、似通った参照符号は同様の要素を表す。図1には、本発明の実施形態に従って提供される、少なくとも1つの中継局12を用いる典型的な無線通信システム10が示されている。無線通信システム10は、少なくとも1つの基地局14、少なくとも1つの中継局12、及び少なくとも1つの移動局16を含んでいる。移動局16は、例えば携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(“PDA”)、ノート型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、電子書籍端末、又は一般的に基地局14を介してデータパケットを受信するその他の装置などの、無線通信装置とし得る。図示していないが、基地局14は、基幹ネットワークを介して、その他の基地局14及びその他の外部ネットワークと通信する。] 図1 [0017] 基地局14と移動局16との間には幾つかのパス選択肢が存在する。第1に、直接パス18は基地局14及び移動局16を含んでいる。第2に、中継パス20は基地局14、1つ以上の中継局12、及び移動局16を含んでいる。第3に、同時パス22は、直接パス18と中継パス20とを同時に使用することを含む。図2及び3は、2つ以上の中継局12を用いるその他の典型的な無線通信システムのブロック図を示している。図2においては、基地局14と移動局16との間に直接パスは存在しておらず、故に、基地局14と移動局16との間の全てのトラフィックが2つの中継局12a、12bのうちの一方を介して送られる。図3においては、パスの選択肢は、基地局14と移動局16との間の直接パス18と、2つの中継局12a、12bのうちの一方を介する代替経路とを含んでいる。] 図2 図3 [0018] 本発明の一実施形態において、全容量への影響以外の基準を用いて、あるいは全容量への影響に加えて基準を用いて、1つのパスが選択され、全ての通信が選択されたパスで行われる。しかしながら、他の一実施形態においては、容量、スループット及び遅延性能へのパスの影響がサービス要件に応じて決定される。例えば、2つの中継局を介するパスは、移動局への直接パスが利用可能な場合、該直接パスより大きい遅延を被り得る。故に、移動局16が複数のパス選択肢、例えば、基地局14への直接パス18、単一の中継局12を用いるパス20を介して接続するもの、又はパス22を介して移動局16及び中継局12の双方に同時に接続するもの、を有する場合、この決定は有利には、サービスのQoS要件などに基づいて行われる。] [0019] 信号が中継パス20を通るとき、直接パス18より大きい遅延が存在し得る。故に、例えば、移動局16が音声サービスを開始した場合、追加の遅延は性能に影響を及ぼすことになる。この遅延の影響は、パスの有線区間における遅延が大きくて許容可能な限界に近く、無線上での遅延の割当量が非常に小さいとき、増大し得る。その場合、無線ネットワーク内の小さい遅延であっても、性能にかなりの影響を及ぼし得る。] [0020] 代替的な一実施形態において、相異なるサービスは、サービスのQoSが考慮されるようにして要求される、すなわち、サービスに基づく選択ごとに要求される相異なるパスを介して提供される。また、代替的な他の一実施形態においては、サービス要件と容量及びカバレッジへの影響とに基づいて最良のパスを選択する技術が提供される。切り換え時、パス選択は、複数のQoSデータストリームが存在するとき動的に達成されてもよいし、あるいは、最も重要なデータ/トラフィックサービスに適合するように静的に達成されてもよい。切り換えの決定は、個々のパケットの遅延要件又はサービスの全体的な遅延要件に基づいて動的あるいは静的に行われ得る。また、移動局16が、複数のQoS要件を有するデータ又はメッセージの送信又は受信を行わなければならない場合、関連するデータを、サービスごとに、例えばデータ又はメッセージごとに、最適なパスを介して送信することが有利である。このことは、同一の移動局16に対して、複数のパスが通信のために選択され得ることを意味する。] [0021] 代替的な他の一実施形態において、パスは、容量、カバレッジ及び個々のアクセス局の負荷に加えて、遅延、及び/又はサービスのQoSに基づいて選択されるべきである。パスは、相異なるデータストリームが相異なるパスを辿るように、所与の移動局16に関してサービスごとを基本として動的に選択され得る。代替的に、この切り換えは、移動局16のデータストリームの重要性に基づいて行われてもよい。容量損失(コスト)への遅延の影響、ひいては、全体的な費用関数への影響を考慮に入れる一手法も、例示のスキームを備える。] [0022] 代替的な更なる他の一実施形態において、パスは、個々のパスの資源コストすなわちデータユニットごとの資源使用率に加えて、サービスのQoSに基づいて選択される。このパス選択は、遅延耐性のあるサービスが、最小の資源コストを有するパスを使用することを可能にし得る。また、遅延の影響を受けやすいサービスが、中継局を用いるときに中継局による追加遅延によって、より高い資源コストを経験するとき、追加の遅延による資源コストが、データレートの増大すなわちシステム容量の増大による資源コストの低減と比較される。最良パスを選択する方法は、追加のパケット遅延による資源コストを考慮に入れる。このパス選択は動的、準静的、あるいは静的なものとし得る。] [0023] 次に図4を参照するに、本発明の一実施形態を実現するのに有用な移動局16の典型的なブロック図が示されている。典型的なシステム10内の移動局16は、例えばプロセッサ24などの1つ以上のプロセッサを含んでいる。プロセッサ24は、例えば通信バス、クロスバーインターコネクト、ネットワークなどの通信基盤26に接続されている。移動局16は、必要に応じて、通信基盤26からのグラフィックデータ、テキストデータ及びその他のデータを表示ユニット30上での表示のために転送するディスプレーインタフェース28を含む、あるいは共有することができる。移動局16はまた、好ましくはランダムアクセスメモリ(“RAM”)である主メモリ32を含んでおり、さらに二次メモリ34を含んでいてもよい。大抵は基地局14の部分として実装されるものであるが、主メモリ32は、システム10を通るデータパケットを送る所望のパスを決定するパス選択部36を含んでいてもよい。パス選択部36については更に詳細に後述する。] 図4 [0024] 二次メモリ34は、例えば、ハードディスクドライブ、及び/又はフロッピーディスク(登録商標)ドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどを表す取り外し可能な記憶装置ドライブを含み得る。取り外し可能な記憶装置ドライブは、当業者に周知のようにして、取り外し可能(リムーバブル)記憶ユニット38からの読み取り及び/又はそれへの書き込みを行う。取り外し可能記憶ユニット38は、二次メモリ34によって読み取り及び書き込みが行われる例えばフロッピーディスク(登録商標)、磁気テープ、光ディスクなどを意味する。認識されるように、取り外し可能記憶ユニット38は、コンピュータソフトウェア及び/又はデータを格納したコンピュータ使用可能記憶媒体を含む。] [0025] 代替的な実施形態において、二次メモリ34は、コンピュータプログラム又はその他の命令をコンピュータシステムにロードすることを可能にするその他の同様の手段を含んでいてもよい。そのような手段は、例えば、取り外し可能記憶ユニット38とインタフェース(図示せず)とを含み得る。その例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(例えば、ビデオゲーム装置に見られるものなど)、取り外し可能メモリチップ(例えば、EPROM、EEPROM又はPROMなど)及び付随のソケット、及びその他の取り外し可能記憶ユニット38及びソフトウェア及びデータを取り外し可能記憶ユニット38から移動局16に転送することを可能にするインタフェースを含み得る。] [0026] 本明細書において、用語“コンピュータプログラム媒体”、“コンピュータ使用可能媒体”及び“コンピュータ読み取り可能媒体”は概して、以下に限られないが、主メモリ32、二次メモリ34、取り外し可能記憶ユニット38、ハードディスクドライブ内に組み込まれたハードディスクなどを称するために使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、移動局16にソフトウェアを提供する手段である。コンピュータ読み取り可能媒体は、移動局16が、当該コンピュータ読み取り可能媒体からデータ、命令、メッセージ若しくはメッセージパケット、及びその他のコンピュータ読み取り可能情報を読み出すことを可能にする。コンピュータ読み取り可能媒体は、例えば、例えばフロッピー、ROM、フラッシュメモリ、ディスクドライブメモリ、CD−ROM及びその他の永続的な記憶媒体などの不揮発性メモリを含み得る。これは、例えば、システム10内のその他の装置の間で、データ及びコンピュータ命令などの情報を輸送することに有用である。] [0027] コンピュータプログラム(コンピュータ制御ロジックとも称する)は、主メモリ32及び/又は二次メモリ34に格納される。コンピュータプログラムはまた、送受信器40を介して受信されてもよい。このようなコンピュータプログラムは、実行されるとき、ここで説明する本発明の機能を移動局16が実行することを可能にする。具体的には、コンピュータプログラムは、実行されるとき、プロセッサ24が対応する移動局16の機能を実行することを可能にする。従って、このようなコンピュータプログラムは、対応する装置のコントローラを表す。] [0028] 移動局16はまた、入力/出力(“I/O”)インタフェース42を含んでいてもよい。I/Oインタフェース42は、移動局16が情報を提示し、且つ例えばキーボード、マウス、タッチスクリーン、ボタン、マイク、スピーカ、USBドライブなどの多様な入力/出力装置を介してユーザからのデータを受け入れることを可能にする。I/Oインタフェース42を介して伝達される情報は信号の形態を有し、例えば、電気信号、電磁気信号、光信号、又はI/Oインタフェース42によって受信されることが可能なその他の信号の形態を有し得る。] [0029] 送受信器40は、所定の通信プロトコル規格に従って符号化された無線通信信号の送信及び受信を行う。所定の通信プロトコル規格は、以下に限られないが、符号分割多重アクセス(“CDMA”)、時分割多重アクセス(“TDMA”)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(“GSM”)、エッジ(Enhanced Data rates for GSM Evolution;“EDGE”)、エボリューション−データ・オプティマイズド(“EVDO”)、第三世代(“3G”)、ロング・ターム・エボリューション(“LTE”)、Wi−Fi、WiMAXなどを含む。送受信器40は、所定の暗号化方式に従ってデータパケットの復号化及び符号化を行うエンコーダ/デコーダ44に電気的に接続される。] [0030] 次に図5を参照するに、典型的な基地局14のブロック図が示されている。なお、図5は本発明に関連する機構のみを詳細に示しているが、当業者に周知のように、典型的な基地局14のその他の機構及び機能も含まれ得る。] 図5 [0031] 基地局14は、送受信器48に結合されたアンテナ46を介して、所定の通信プロトコル規格に従って符号化された無線通信信号の受信及び送信を行う。送受信器48は、送信に先立ってロー(raw)データを暗号化し且つプロセッサ52による解釈(インタープリテーション)のために受信データパケットを解読するエンコーダ/デコーダ50に結合されている。] [0032] プロセッサ52は、基地局14の動作及び基地局14内でのデータの流れを制御し、ここで説明する機能の実行を制御する。基地局14はまた、好ましくはランダムアクセスメモリ(“RAM”)である主メモリ54を含んでおり、さらに二次メモリ56を含んでいてもよい。主メモリ54は、システム10を通るデータを送る所望のパスを決定するパス選択部58を含んでいる。] [0033] 二次メモリ56は、例えば、ハードディスクドライブ、及び/又はフロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどを表す取り外し可能な記憶装置ドライブを含み得る。取り外し可能な記憶装置ドライブは、当業者に周知のようにして、取り外し可能記憶ユニット59からの読み取り及び/又はそれへの書き込みを行う。取り外し可能記憶ユニット59は、二次メモリ56によって読み取り及び書き込みが行われる例えばフロッピーディスク、磁気テープ、光ディスクなどを意味する。認識されるように、取り外し可能記憶ユニット59は、コンピュータソフトウェア及び/又はデータを格納したコンピュータ使用可能記憶媒体を含む。] [0034] プロセッサ52は更に、通信インタフェース60に電気的に接続されている。通信インタフェース60は、公衆交換電話網(public-switched telephone network;“PSTN”)、インターネットなど(図示せず)を含む外部装置と基地局14との間でソフトウェア及びデータを伝達することを可能にする。通信インタフェース60の例は、モデム、ネットワークインタフェース(例えば、イーサネット(登録商標)カードなど)、通信ポート、PCMCIAスロット及びカードなどを含み得る。通信インタフェース60を介して伝達されるソフトウェア及びデータは信号の形態を有し、例えば、電気信号、電磁気信号、光信号、又は通信インタフェース60によって受信されることが可能なその他の信号の形態を有し得る。] [0035] 図6を参照するに、図1に示したような直接パス18と中継パス20というデータを送る2つのパスが存在する場合について、システム容量とパケット遅延(t)との間の関係を例示するグラフが示されている。所与の移動局に関してK1及びK2が、それぞれ、直接パス及び中継パスのデータユニット当たりの資源ユニット、すなわち、資源コストであると仮定する。直接パスに対する中継パスの資源コストの増分である容量コスト比Krは、関係Kr=K2/K1によって示される。例えば、中継パスが2つのタイムスロットを必要とし且つ同一のデータレートすなわち同一の変調・符号化方式(modulation and coding scheme;“MCS”)を用いる場合、付加的なオーバヘッドを無視してKr=2である。中継パスのデータレートが2倍にされ且つ2つのタイムスロットを用いると、すなわち、より高いMCSとすると、Kr=1である。システム容量が最適化に用いられる唯一の基準である場合、パス決定は、Kr<1である場合に中継パスを使用し、それ以外の場合には直接パスを使用するとして記述することができる。] 図1 図6 [0036] パケット遅延の影響も考慮される場合、中継パスは全ての接続に関して更なる遅延Tを被ると仮定する。この例は、例えば集中型の保存及び転送式の中継においてなど、中継が可変の待ち行列/スケジューリング遅延を伴わない場合に当てはまる。遅延が変化し得る場合、特定種類のデータに関して見積もられた中継における更なる遅延の平均値が評価されてもよい。] [0037] 次に図7を参照するに、中継器を有する無線通信システムにおいてデータパケットを送るパスを選択するための、パス選択部36、58によって実行されるステップ群を記述する典型的な処理フローチャートが示されている。この処理は、多様な状況において個々のデータパケットに対して異なるパスを選択することを可能にする。例えば、制御パケットとデータパケットとでは異なる遅延要件を有することがあり、異なるアプリケーションのパケットは異なる遅延要件を有することがある。また、アップリンク(“UL”)とダウンリンク(“DL”)とでは、異なる遅延要件を有し、故に異なるパスを選択し得る。] 図7 [0038] 処理は、中継なしでの容量に対する遅延の影響曲線、すなわち、図6のC1(t)カーブ62を見出すことによって開始する(ステップS102)。中継なしでの容量に対する遅延の影響曲線62は、例えば、シミュレーションを用いて獲得され得る。中継なしでの容量に対する遅延の影響曲線62は、同一の容量コストすなわちKr=1を有する中継器に関する推定曲線64、すなわち、C2(t)=C1(t−T)としてC2(t)、を得るため、時間Tだけずらす(シフトさせる)(ステップS104)。移動局に応じて、中継パスの正規化された容量コストは1より大きくも小さくもなり得る。そのような移動局に関して、C2(t)にKrを乗算することによって、C3(t)=Kr×C2(t)である容量曲線66を得ることができる(ステップS106)。以下に限られないが、必要なデータレート、サービスの種類、追加される遅延などを含むサービス要件に基づいて、パスが選択される(ステップS108)。しかしながら、例えばシステム負荷及び公平性などのその他の要因が考慮に入れられるとき、これらのサービス要件は、そのパスを選択するためではなく、そのパスを選択する方向に、あるいはそのパスを選択しない方向に、適切にバイアスを掛けるために使用される。例えば、中継パスにおける一層高い負荷は、そのパスが資源及び性能の観点で一層有利であっても、そのパスの選択を完全に禁止してもよい。また、負荷変化により、特定のサービスが、異なる有益なサービスを受け入れるために直接パスへと移されてもよい。中継システム内での追加遅延のため、容量の不利益(ペナルティ)が存在する。パケット遅延t1が与えられるとき、中継システムの容量は、t1−Tのパケット遅延を有するサービスに相当するCrまで低下することになる。Kd≧1とするとき、容量ペナルティ比Kd=C/Crである。中継パスがサービスに遅延t1をもたらすときの全容量は、Kr×Crによって与えられる。故に、Kr×Cr>C、又はKr/Kd>1のとき、そして例えば各ノード/パスの負荷、ハンドオーバペナルティなどのその他の要因が考慮されないとき、中継パスが選択されるべきである。ここで、Krは所与の移動局に関する資源使用率の増分であり、Kdはそのサービスの遅延による容量ペナルティである。その他の要因も考慮される必要があるとき、最終的な決定を行うために、選択はその要因によって適切に重み付けられるべきである。] 図6 [0039] 必要なデータレートが直接リンクによってのみ実現され得る場合、直接リンクが用いられる。同様に、カバレッジ強化のための一定のデータレートを中継リンクのみが実現し得る場合、移動局16は、中継器によってサービス提供される必要がある。しかしながら、所与のサービスが、例えば直接パス及び中継パスといった2つのパスによってサービス提供され得る場合には、2つの状況が存在する。第1に、中継が関心事でない場合、パスは、容量を最大化するデータユニット当たりの最小資源使用率、又は例えば個々の局の負荷などのその他の選択された基準に基づいて選択されることができる。しかしながら、遅延の影響を受けやすいデータの場合、中継時に被る追加遅延が性能又は資源コストに影響を及ぼし得る。] [0040] パスは、同様にサービス要件に基づいて選択される。本発明の実施形態は、遅延に寛大なデータと遅延に敏感なデータとの双方に対して、動的パス選択、準静的パス選択、及び静的パス選択を含む複数の動作モードが可能にされるパス選択を提供する。動的パス選択では、同一の移動局16且つ同一のサービスに属するパケットが、パケットの遅延及びサイズに基づいて、基地局14へ/から(to/from)の相異なるパスを採用することができる。準静的パス選択では、異なるQoSを有するが同一の移動局16に属する相異なるデータストリームが、サービス要件に基づいて、基地局14へ/からの相異なるパスを用い得る。静的パス選択では、全体的なサービス要件に基づいて移動局16にパスが割り当てられる。すなわち、同一の位置にある異なるサービス要件を有する2つのパケットが2つの異なるパスを用い得る。例えば、遅延に寛大なデータの場合、選択は、例えば容量/カバレッジへの影響、移動度及びシステム負荷といった、2つのパスの実効的なデータレートのみに基づいてもよい。しかしながら、遅延に敏感なデータの場合、上述の要因と遅延の影響とに基づいて、全体として最良のパスが選択され、このパスは変更されない。] [0041] 遅延の影響は、有線区間における遅延が大きいために無線上での遅延の割当量が低減される場合に増大し得る。無線ネットワーク内の小さい遅延であっても、性能にかなりの影響を及ぼし得る。] [0042] 同一の移動局16且つ同一のサービスに属するパケットがパケットの遅延及びサイズに基づいて基地局14へ/からの相異なるパスを採用することができる動的パス選択を、ダウンリンクに用いるとき、パケットの残りの遅延割当量は、変化し得るものである無線システムにおいて既に被っている遅延に依存する。故に、残りの遅延割当量に応じて、スケジューラは、パケットを直接リンク又は中継リンクの何れで送るかを動的に決定することができる。アップリンクでは、混雑状態にあるデータを用いて有線遅延を見積もることが可能な場合、この遅延が、直接リンク又は中継リンクを介して動的にデータを送ることに用いられ得る。] [0043] 遅延コストは、線形関係として容量コストにマッピングされる。遅延コストが一旦見積もられると、このコストは、例えばシステム負荷、個々のデータレート、システムの公平性、移動度、システム容量、優先度、及びカバレッジなどの数多くのその他の要因が関与する最適化アルゴリズムにて使用され得る。] [0044] 容量コストは、例えば以下に限られないがユーザ優先度などの数多くの要因を用いて、幾つかの方法に従って計算され得る。例えば、容量コストは、移動度、システム負荷、公平性、遅延、データレートの関数としてもよい。代替的に、容量コストは、実効的なデータレートを掛け合わせた、移動度、システム負荷、公平性、遅延の関数としてもよい。また、容量コストは、遅延コスト及び実効的なデータレートを掛け合わせた、移動度、システム負荷、公平性の関数としてもよい。移動度への影響、システム負荷及び公平性を考慮に入れて容量コストを計算することについては既に上述した。] [0045] 図1、2及び3を勘案して、当業者は、例えば以下に限られないが無線メッシュネットワークなどの任意の数の中継局を用いる無線システムへの誘導により、ここに提示した技術を拡張することができる。] 図1 [0046] 本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにて実現され得る。ここで説明した方法を実行するように適応された如何なる計算システム又はその他の装置も、ここで説明した機能を実行することに適している。] [0047] ハードウェアとソフトウェアとの典型的な組み合わせは、1つ以上の処理素子を有する専用あるいは汎用のコンピュータシステム、及び、記憶媒体に格納され、ロードされて実行されるときに、ここで説明した方法を実行するようにコンピュータシステムを制御するコンピュータプログラムである。本発明はまた、ここで説明した方法の実行を可能にする全ての機能を有し、且つコンピュータシステムにロードされたときに、これらの方法を実行することが可能な、コンピュータプログラム製品に埋め込まれ得る。記憶媒体は如何なる揮発性記憶デバイス又は不揮発性記憶デバイスをも意味し得る。] [0048] ここでの文脈におけるコンピュータプログラム又はアプリケーションは、情報処理能力を有するシステムに、直接的に、あるいはa)別の言語、コード若しくは表記への変換、又はb)異なる素材形態での再生の何れか又は双方の後に、の何れかで特定の機能を実行させるように意図された命令セットの、如何なる言語、コード若しくは表記にもおける、如何なる表現をも意味する。] [0049] また、そうでないことを言及していない限り、添付の図面の全ての図は縮尺通りではない。重要なことには、本発明は、その精神又は本質的な特質を逸脱することなく、他の具体的な形態に具現化されることも可能である。従って、本発明の範囲を指し示すものとしては、以上の詳細な説明ではなく、むしろ以下の請求項を参照すべきである。]
权利要求:
請求項1 少なくとも1つの基地局、少なくとも1つの中継局及び少なくとも1つの移動局を含む無線通信システムにおいてデータパケットを転送するパスを選択する方法であって:移動局への直接パスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線を計算する計算ステップであり、該直接パスは基地局と該移動局との間の直接リンクの通信品質に従って決定される第1の容量コストを有する、計算ステップ;前記システム容量に対する遅延の影響曲線を所定の時間だけシフトさせて、中継パスについての推定容量曲線を生成するシフトステップであり、該所定の時間の遅延は、該中継パス上での追加遅延に相当し、該中継パスは、前記少なくとも1つの中継局を含み、且つ該中継パス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有する、シフトステップ;前記第2の容量コストに容量コスト比を乗算して、中継容量曲線を生成するステップ;及びデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスのうちの一方を選択する選択ステップであり、このパス選択は、該データパケットのサービス品質要件に対応する点における前記システム容量に対する遅延の影響曲線、前記推定容量曲線及び前記中継容量曲線の比較に基づく、選択ステップ;を有する方法。 請求項2 前記パス選択は更に、必要なデータレート、サービスの種類、ユーザ優先度、移動度、システム負荷、公平性、及び実効的なデータレートのうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記パス選択は更に、必要なデータレート、サービスの種類、ユーザ優先度、移動度、システム負荷、公平性、及び実効的なデータレートのうちの少なくとも1つに基づく変更された結合インデックスに基づき、該変更された結合インデックスは、付加的な容量コスト及び遅延の影響を考慮して前記パス選択にバイアスを掛けることによって生成される、請求項1に記載の方法。 請求項4 前記中継パスは、前記移動局に関する資源使用率の増分の、容量の不利益分に対する比が1より大きいときに、前記移動局に対して選択される、請求項1に記載の方法。 請求項5 前記パス選択は、動的パス選択、準静的パス選択、及び静的パス選択のうちの1つである、請求項1に記載の方法。 請求項6 前記パス選択は動的パス選択であり、同一の移動局に対応し且つ同一のサービス品質を有するデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスを動的に選択可能である、請求項5に記載の方法。 請求項7 前記直接パス及び前記中継パスの前記一方は、トラフィックのパターン及びサービス品質要件に基づいて選択される、請求項6に記載の方法。 請求項8 前記パス選択は準静的パス選択であり、同一の移動局に対応し且つ異なるサービス品質の複数のサービスフローを有するデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスを動的に選択可能である、請求項5に記載の方法。 請求項9 前記パス選択は静的パス選択であり、前記直接パス及び前記中継パスの前記一方は、各々のパスの実効的なデータレート、及びサービス品質要件に基づいて選択される、請求項5に記載の方法。 請求項10 少なくとも1つの基地局、少なくとも1つの中継局及び少なくとも1つの移動局を含む無線通信システムにおいてデータパケットを転送するパスを選択する装置であって:当該装置はパス選択部を有し、該パス選択部は:移動局への直接パスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線を計算し、該直接パスは基地局と該移動局との間の直接リンクの通信品質に従って決定される第1の容量コストを有し;前記システム容量に対する遅延の影響曲線を所定の時間だけシフトさせて、中継パスについての推定容量曲線を生成し、該所定の時間の遅延は、該中継パス上での追加遅延に相当し、該中継パスは、前記少なくとも1つの中継局を含み、且つ該中継パス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有し;前記第2の容量コストに容量コスト比を乗算して、中継容量曲線を生成し;且つデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスのうちの一方を選択し、このパス選択は、該データパケットのサービス品質要件に対応する点における前記システム容量に対する遅延の影響曲線、前記推定容量曲線及び前記中継容量曲線の比較に基づく;ように動作する、装置。 請求項11 前記パス選択は更に、必要なデータレート、サービスの種類、ユーザ優先度、移動度、システム負荷、公平性、及び実効的なデータレートのうちの少なくとも1つに基づく、請求項10に記載の装置。 請求項12 前記パス選択は更に、必要なデータレート、サービスの種類、ユーザ優先度、移動度、システム負荷、公平性、及び実効的なデータレートのうちの少なくとも1つに基づく変更された結合インデックスに基づき、該変更された結合インデックスは、付加的な容量コスト及び遅延の影響を考慮して前記パス選択にバイアスを掛けることによって生成される、請求項10に記載の装置。 請求項13 前記パス選択部は、前記移動局に関する資源使用率の増分の、容量の不利益分に対する比が1より大きいときに、前記移動局に対して前記中継パスを選択する、請求項10に記載の装置。 請求項14 前記パス選択は、動的パス選択、準静的パス選択、及び静的パス選択のうちの1つである、請求項10に記載の装置。 請求項15 前記パス選択は動的パス選択であり、同一の移動局に対応し且つ同一のサービス品質を有するデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスを動的に選択可能である、請求項14に記載の装置。 請求項16 前記直接パス及び前記中継パスの前記一方は、トラフィックのパターン及びサービス品質要件に基づいて選択される、請求項15に記載の装置。 請求項17 前記パス選択は準静的パス選択であり、同一の移動局に対応し且つ異なるサービス品質の複数のサービスフローを有するデータパケットを転送するために前記直接パス及び前記中継パスを動的に選択可能である、請求項14に記載の装置。 請求項18 前記パス選択は静的パス選択であり、前記直接パス及び前記中継パスの前記一方は、各々のパスの実効的なデータレート、及びサービス品質要件に基づいて選択される、請求項14に記載の装置。 請求項19 少なくとも1つの基地局;前記少なくとも1つの基地局に通信可能に結合された少なくとも1つの中継局;及び前記少なくとも1つの基地局及び前記少なくとも1つの中継局に通信可能に結合された少なくとも1つの移動局であり、当該少なくとも1つの移動局は、少なくとも2つのパスを介して前記少なくとも1つの基地局と通信するように動作可能であり、前記少なくとも2つのパスのうちの1つの選択パスが、データパケットを転送するために、サービスフロー及び該データパケットのうちの少なくとも一方の遅延要件に基づいて選択される、少なくとも1つの移動局;を有する無線通信システムであって:前記少なくとも1つの基地局はパス選択部を含み、該パス選択部は:移動局への第1のパスについて、システム容量に対する遅延の影響曲線を計算し、該第1のパスは基地局と該移動局との間の直接リンクの通信品質に従って決定される第1の容量コストを有し;前記システム容量に対する遅延の影響曲線を所定の時間だけシフトさせて、第2のパスについての推定容量曲線を生成し、該所定の時間の遅延は、該第2のパス上での追加遅延に相当し、該第2のパスは、該第2のパス内の複数のリンクの信号品質の組み合わせ指標に従って決定される第2の容量コストを有し;前記第2の容量コストに容量コスト比を乗算して、中継容量曲線を生成し;且つデータパケットを転送するために前記第1のパス及び前記第2のパスのうちの一方を選択し、このパス選択は、該データパケットのサービス品質要件に対応する点における前記システム容量に対する遅延の影響曲線、前記推定容量曲線及び前記中継容量曲線の比較に基づく;ように動作する、無線通信システム。
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